「口笛吹いて」の感想

口笛吹いて
重松清

口笛吹いて (文春文庫)

あらすじ(裏表紙より)
偶然再会した少年の頃のヒーローは、その後、負けつづけの人生を歩んでいた。もう一度、口笛の吹き方を教えてくれたあの頃のように胸を張って笑って欲しい―。家庭に職場に重荷を抱え、もう若くない日々を必死に生きる人々を描く五篇を収録。さり気ない日常の中に人生の苦さをにじませる著者会心の作品集。

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本のタイトルにもなっている「口笛吹いて」よりも、「タンタン」という短編が妙に印象的でした。
昔は熱血教師だったらしい田中先生は現在、淡々と授業を行うことからタンタンとあだ名をつけられている国語の教師。
そして、父親も淡々とした性格で、リストラされそうになる。
そんな2人の姿を見つめる女子高生が主人公のお話です。

このタンタンという教師が出てくるシーンを読んでいると、高校3年の倫理の授業を思い出します。
私は理系のクラスにいて、クラスメイト全員が受験では社会の勉強ってセンター試験以外使わない。
だから、社会は2年のとき一通り勉強した地理で受験する人が大半で、倫理でセンターを受けようとしたのはクラスでは私1人でした。
倫理の授業を受け持っていた「とい爺」と私たちが呼んでいた先生がまさにこのタンタンのようにタンタンと授業をしてました。
3年の授業1回目で「倫理で受験しない人は、うるさくしなければ別の勉強していいよ」なんて言ってたから、私しか授業聞いていなかったんですよ。
そして、2学期中盤にとい爺が「センター対策で放課後勉強会しましょう」という提案があって学年で10人くらい集まりました。
が、一日、一日と勉強会の人数が減り、一番最後まで私は残っていたのですが、勉強会の日程の途中で出なかったときがありました。どんな用事で出れなかったか記憶にないのですが。
そしたら、次の日「もう勉強会は終わりにしましょう、人誰も来なかったから」とものすごく寂しそうな顔をしたのを思い出したのです。

私はこんな記憶がでてきましたが、大学受験を考える人も、就職をしようとした人も、受験で使わないものや興味のない授業は別のことやっていた記憶があるのではないでしょうか?
そんな人にこのお話はおすすめします。
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