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「繫がれた明日」の感想

繋がれた明日
真保 裕一

繋がれた明日 (新潮文庫 し 42-6)

あらすじ
19歳のとき、恋人のことで揉め事となり、ナイフで人を殺してしまった。
7年の時を経て、仮釈放され新たな道を進もうとしたとき、中傷ビラを撒かれてしまう。
そんな苦しい状況に立ち向かっていくお話。

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事件の被害者及びその家族は苦しい想いをするのは当然でしょうけれど、この作品では(普通の精神を持つ)加害者及びその家族も苦しい想いをするということが前面に押し出された小説です。
一度でも「人を殺した」など過ちを犯した者は「もう一度するのではないか?」と考えられ、視線に耐え切れなくなっていくし、その家族も「人殺しを育てた家族」と非難の目にあってしまう。
とてもつらいことですよね。

これを読んでいるときに1人の人物が頭の中に出てきました。
福田和子さんです。
本のストーリー、事件とは全く関係ない人物なんですけどね、この人が時効になる直前、すなわち逮捕させるまでどんな想いをしていたのだろうか?と考えていました。
刑事事件での時効の存在意味の一つに「長期逃亡は一種の社会的制裁を受けている」というのがあります。
「いつか捕まってしまう」という強迫観念みたいなものをずっと背負うからということらしいのですが、彼女もそんな想いがあったのかな?と。

あともう1つ、裁判に傍聴しにいったときの被告人の人々の表情が思い浮かびました。
過去2回地方裁判所に行って、車で人を撥ねて結果死亡させた人、覚醒剤使用で捕まった人々など。
私が見た裁判では、本当に申し訳なさそうなツライ表情をしていた方々でしたので、更生して社会復帰しているのかな?って考えました。
被害者はツライ、だけど(まともな精神をもった)加害者もツライのですね。


ちなみに、福田和子さんを調べていたら、彼女は松山刑務所事件という強姦事件の被害者の1人だそうです。
そのような事件があったことを全く知りませんでした。
私はただ、殺人を犯したということだけしか知らなかったです。。
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