「希望学」の感想

希望学
玄田有史 編著

希望学 (中公新書ラクレ)

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「希望」という言葉を聞くと、「Jungle Smileの歌」、「ネット小説の絶望の世界の中に登場する『希望の世界』」なんてものがぱっと思いつきます。
・・・どうでもいい話でした。


2011年1月上旬。
日本経済新聞に「希望とは何か?」というような内容で「希望学」なる研究の第一人者である東京大学教授の玄田さんの執筆がありました。
今はもう親が新聞を捨てちゃったので細かい内容は覚えていませんが、面白い文章だった印象はあったので、図書館で希望学の本を探してきました。

希望学は2005年に発足して、この本が出版されたのは2006年。
本の内容は2005年に希望に関するwebアンケートをとり875人から回答を得た結果の分析を中心に書かれています。
ですので、「新聞で読んだ内容は書かれていないなぁ」なんて思いながら読みました。
新聞では、「希望は4つの柱からなっている」という話があったのですが、それは2006年以降に研究によってたどり着いたお話なのかな?

この本では「希望を持つことは正しい」とはまったく書いてなく、「希望を持たないからこそ生きていける人もいる」という話もあって、希望について考えるのは奥が深いもののようです。


最後に、本の中にあった文章をちょこっと引用させてもらいます。

挫折と希望の間には、深い関係がある。挫折は、単に過去にした失敗という事実だけではなく、現在の自分から見てその過去の事実をどのように評価しているかという現在の言葉である。同じく希望とは、未来の目標であるだけでなく、現在の自分がその未来の実現をどのように評価するかという現在の言葉である。希望と挫折は、共に一定の時間軸のなかでの自分を表現する現在の言葉だ。挫折という過去の時間を語れる人が、未来の希望を表現する言葉を持つことができる。だとすれば希望とは、その有無だけが重要なのではなく、むしろその展望を具体的に言語化できるか否かこそが、本質的に問われるべきテーマとなるのだ。


希望学の現在は希望学プロジェクトのホームページを参照してください。
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