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「容疑者Xの献身」の感想

容疑者Xの献身
東野 圭吾

容疑者Xの献身

あらすじ(裏表紙より)
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

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久しぶりに読んだ東野圭吾さんの作品。
ベストセラーにもなりましたし、映画もヒットしましたし「今さら?」と思われるかもしれませんが、読んでなかったんだもん。

東野圭吾さんはあまりシリーズものを書かないのですが、その例外の一つとしてあるガリレオシリーズの3作目。
東野さんは過去のシリーズを読んでいなくても読めるように、前作のお話というのを基本的に入れない傾向があります。
だから、すんなりと読めるからいいですね。


さてと、感想・・・。
ネタばれ含むので、ここにきて読んだことないひとはいないと思いますが、まあまだ読んでなくてこれから読もうと思っている場合は読まないほうがいいかも。



さて・・・。
まず結末についてですが、美里が自殺未遂をした理由というのは何故なのか?
突然の自殺未遂だったので「なんで?」と思ってしまいました。
まあ、じっくり考えて二つの理由を思いつきました
1・石神が偽装のための自首をしたことに堪えられなくなったから。
2・靖子が工藤と一緒になりそうなことに堪えられなくなったから。


1について。
文章から石神が自首した数日後に自殺未遂をしたことになりますね。
おそらく次の日になるのかな。
結末の時間の経過について整理すると

・15章にて、午前7時30分。石神がアパートから学校に向かう途中に湯川に会う。
そこで、湯川は事件の真相について気付いていることを石神に告げる。(ここを1日目としておきます)
・15章にて、おそらく1日目の夜、石神は靖子の家に電話をかける。
・15章にて、石神・自首しに警察に行く。その時間は不明。
靖子・美里が手紙を読んで理解する時間、石神が警察に供述する時間、警察が裏づけ捜査しに行く時間を考えても、おそらく電話をかけた1日目の夜もしくは2日目の朝から昼でしょうか?
・16章、警察は石神の自首の内容を知り石神のアパートに訪れる。
そこの文章の中に「彼女(靖子)はすでに帰宅していた。美里も一緒だった」というところから警察が訪れたのは夕方から夜でしょう。「すでに帰宅」という表現から深夜ではないことは分かるので、2日目夜かと考えられる。
・17章、草薙と湯川が、石神の自首・アパートの捜索について話すシーンがあり、それは午後5時以前ということから、自首前の電話から3日目以降・・・おそらく3日目。
・17章、3日目の午後、湯川・草薙は靖子に真相を伝えに出かける。
・18章、3日目の午後18時ごろ、靖子は真相を知る。
・19章、靖子が自宅に帰宅したとき、電話があり美里が自殺未遂したことが判明。

見づらいかもしれないけれど、美里は2日目に石神が自首したことを知り、3日目に自殺未遂したと考えています。
石神のことを考え、次の日に罪の重さに耐えられなくなって自殺未遂をしたということですね。


2番について。
18章にて、靖子が留守番電話に遅くなる旨を吹き込んだ内容を聞いた後、学校に戻って自殺未遂したということになると思いますが、わざわざ学校に戻る理由というのが分からないです。
別に学校でなくてもと思うのですが。



次に今までのガリレオシリーズとは違う点について。
今までといっても「探偵ガリレオ」「予知夢」との比較になるわけですが、一つは初の長篇ということ。
もう一つはトリックですね。
長篇が・・・というのは自分の中ではどうでもよくて、トリックが今までとちょっと違う点が気になりました。
前2作で扱われたトリックって大掛かりな道具を使った・一般人は「そんなの知らないよ」というような工場で扱われる道具を使用したトリッキーなものばっかりだったので、「あれ?」っていうところがありました。
そこがガリレオシリーズの特徴と思っていたので、今回のトリックはガリレオシリーズらしくない。
そう思いました。
むりやり数学の論理を出してきたって感じがします。


最後に石神の愛情表現について。
せつないです。。
なんていえばいいのかな?
人を愛する方法・表現を知らない人間というのは、相手に理解されない、報われないことが多くて辛い。
ああ辛い。悲しい。
この小説は推理よりも、石神の愛情表現に読み応えがある、そんなお話です。
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