「QED 神器封殺」の感想

QED 神器封殺
高田 崇史

QED 神器封殺 (講談社文庫)

あらすじ(裏表紙より)
和歌山で滞在を延ばした桑原崇たち一行。そこで待ち受けていたのは、奇妙な殺人事件と、自らを「毒草師」と称す男・御名形史紋だった。和歌山を拠点に起きる数々の奇妙な事件の謎、崇と史紋が突き当たった重大な歴史の謎。古の神々と三種の神器に隠された真実とは?!崇の怒涛の推理が繰り広げられる!

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物語はQEDシリーズの前作「QED~ventus~熊野の残照」の次の日。
前作の登場キャラクターである神山禮子が引き続き出演しています。
また、熊野三山の話もある程度出てくることもあって、前作を読んでいないとストーリーが分からないかもしれません。

そして、今回登場したニューキャラクター「御名形史紋」はQEDの番外?といえるのか分かりませんが、毒草師という別シリーズの主役として登場するようですので、前作・今作はQEDシリーズの一つのターンポイントとなるようですね。



たまには本の中の名言といいますか、文章をちょこっと書いておきます。

大抵の神社は、秘められた悲しい歴史を抱えている。もちろん立派な功績を残した人々を祀っている社もある。しかし、殆どの神社は鎮魂のために建立された物だということを知った。中には鎮魂どころか、今も恐ろしい祟りを引き起こさないように祭神をしっかり閉じ込め続けている神社もある。
そんな場所に参拝して、自分の個人的な欲望の達成をお願いする方が間違っていたのだ。冷静に考えれば自明のことだった。
それでも神は心優しく、自分が叶わなかった望みを私達に叶えさせてくれようとする。あるいは、自分がされて辛く苦しかった目に私達が遭わないように取り計らってくれるのだ。
例えば――。
子供を産むことが叶わなかったり、死産だったり、また子供を産んで自分が命を落としてしまったりした女性は「安産」や「子授け」の神となる。
夫婦や恋人との仲を不条理に裂かれてしまった人々は「縁結び」や「恋愛成就」の髪となる。
思い病気を背負って亡くなった人々は「病気治癒」や「病魔退散」の神となり、思わぬ事故などで亡くなった人々は「交通安全」の髪になる。
外敵から攻め続けられて国を失ってしまった人々は「国土安穏」の神となるし、学問を究めたいと望みつつ無念のうちに亡くなった人々は「学問」の神となっている。
もちろん例外は認められるけれど、基本的にはそういうことだ。だから私たちは、その神の前では素直に弔し鎮魂し、ただ祈れば良いのだと知った。


QEDシリーズは、怨恨を怖れた人々は、神として祀り鎮魂するという歴史がところどころ出てきます。
改めてここでそれを認識しました。
神社を訪れるときは少し歴史を知ってお祈りしたいですね。
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