「殺人の門」の感想

殺人の門
東野圭吾

殺人の門 (角川文庫)

あらすじ(裏表紙より)
「倉持修を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪魔の如きあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。殺人者になるために、私に欠けているものはいったい何なのだろうか?人が人を殺すという行為は如何なることか。直木賞作家が描く、「憎悪」と「殺意」の一大叙事詩。

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今までかなりの数の東野圭吾さんの作品を読んでますが、今までにないほど負のオーラが漂う作品というか、暗すぎる作品。

主人公・田島は何度も倉持に騙されるわけですが、それがなんというのかな?
過去、私が誰かに騙された経験を思い起こさせるところがあって、それがとにかく心に突き刺さってきました。
「途中で読むのを止めようか。」
そう思ってしまうほどでした。

お話のパターンとしては
「騙される→殺したいと思う→殺せなかった」
のループが延々と600ページという大ボリュームで書かれています。
とにかく暗い。

それにしても、東野圭吾さんの作品は最初の事件が物語の最後に真相が判明するパターンが多いような気がします。
ずーっと読んでて忘れてきたときに、最初の事件の手がかりなどがポンと出てきますよね。。
百夜行もそうでしたし・・・。
・・・普通のミステリーはそういうものか・・・。
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非公開コメント

殺人衝動の心理を追い詰める話ですね。
倉持と田島。
2人は全く違ったタイプです。
倉持は悪い奴だ、しかし田島は悪くないと断言できるのだろうか。
幼少期に倉持を殺そうとした、殺人に対する憧れを密かに持ちつつ、倉持との縁を切れなかった。倉持が刺された後には、自分が殺したかった、後悔した、というような意味合いの文章が並んでいる。
仮に田島が殺人を犯したとして、それならば成り立たないのがこのストーリーのすごいところ。

田島は倉持の悪徳商法に魅せられていたんじゃないかな。自分も棒担ぎした所は、上手い話に騙されたとはいえ、揺るぎない事実。
田島は実行できなかったが殺人者にもなれただろう。そうなるとたちまち田島は善人ではなくなる。

倉持と縁が切れなかった。
このことに深く考えて欲しい。
2人の奇妙な友情物語。
田島は殺人に対しての憧れが消えなかったんじゃないかな。だとしたら、倉持からすぐに離れていただろう。

あなたならどうする?
どれだけの心の闇に悪が住みつけば、人を殺そうという気になりますか?
と、作者が私達に語りかけているようだ。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

ストーリーについて大雑把にしか覚えてなくて、細かいところを覚えてなくて、
せっかくコメントいただいたのに、気の利いたお返事ができなくてすいません。
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