「リビング」の感想

リビング
重松 清

リビング (中公文庫)

あらすじ(裏表紙より)
ぼくたち夫婦は引っ越し運が悪い。今回の新居は完璧、だったはずなのに…ディンクスの夫婦は互いにぶつかりながら、隣家とまじわりながら、共に生きることを確かめあっていく。四季折々に紡がれた連作短篇『となりの花園』を縦糸に、いとおしい毎日のくらしを横糸に、カラフルに織りあげた12の物語集。

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重松さんのニュータウンや家族を扱ったものは、1冊4話くらいの短中編のイメージが私の中であるのですが、この作品はさらに短く、たくさんのお話が詰まっています。
とはいえ、12話中「となりの花園」が4つあり、ストーリーが繫がっているので、実質9作品と考えてもいいかな?と思います。

この作品は読み終わって2週間くらい経過しているので、細かいところは覚えていないのですが、お気に入りのお話は序盤の「いらかの波」そして「ミナナミナナヤミ」です。

いらかの波は全く知らない人たちのすれ違いのドラマを書いていて、ほんのりしたショートフィルムを連想させる、そんなお話。
ミナナミナナヤミは、離婚を考えている一組の夫婦。夫がボソッとこの言葉をつぶやいたことから、この言葉を元にこの言葉にまつわる過去の回想、意味を考えて、理解した瞬間に優しい気持ちになっていくお話。

結構お話が短いにも関わらず、重松クオリティは高いので、オススメの1冊です。

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SJC-WC受験対策雑記その1

SJC-Pが取れたので次のステップにチャレンジしたいと思っています。
SJC-Pを持っていると、SJC-D,SJC-WC、SJC-BC、SJC-WS、SJC-MAと試験資格を得られるのですが、その中でSJC-WCを受けようと思っています。
理由は主に次の2つです。

1・SJC-WCは対策本が販売されている。その他は聞いたことがない。
2・現在の業務に直結する知識となる。

SJC-Dも対策本は日本語で1冊、あとは洋書になるけど存在してます。
っが、英語を読むのは辛い、試験代がSJC-Dはさらに倍な値段だから落ちたら辛い、Javaの開発に関わってまだ日は浅く、プログラムに自信がもてないこともあって、今回は見送りました。


さて、今日から勉強を始めることにしました。
っで、購入した本は「Webコンポーネントディベロッパ(SJC-WC) (SUN教科書) 」
Webコンポーネントディベロッパ(SJC-WC) (SUN教科書)
yahooオークションで約2000円+配送料で競り落としました・・・友人がクリスマスプレゼントということで。
現在は初版4刷まで発行されているようですが、手元に届いたのは2刷。
それでも1刷よりかは誤字・脱字が少ないのは助かります。

友人の応援に答えるために、絶対に取得してみせます。
試験代は来年には3万円となるので、落とせません。
60数%のぎりぎり狙っての合格ではなく、参考書・問題集に飽きてくるまで勉強して80%くらい取れるかな?という自信が出てくるころ受験したいと思っています。
SJC-A、SJC-Pのことを考えると、受験は4月中旬くらいになるかな?と考えています。
のんびりお付き合いしてください。

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「何の印象もない女」の感想

何の印象もない女
原田宗典

何の印象もない女 (角川文庫)

あらすじ(裏表紙より)
グレゴール・ザムザは困っていました。ついこの間朝起きてみたら一匹の虫に変身していて往生したばかりなのに、今度は一台の顕微鏡に変身していたのです。(「顕微鏡になった男」より) 魔法使いが売った呪文に始まり、神様の悩みや同情するロボットまで、出会いから出会いへ、九つのおとぎ話が一つにつながった奇跡的傑作「九つの物語」や書き下ろし作品「僕の国」を含むオリジナル短篇集。 小説の新たなる可能性を探る著者が引き出しの奥に秘めていたとっておきの物語です。

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久しぶりに原田作品を読みました。
私が大学生のとき、原田さんの作品にはまって当時出版されていた文庫本はほぼすべて読破したのですが、この本は手を出していなかったです。。

原田さんといえば「面白いエッセイを書いている人」というイメージが強いと思います。
だから、「小説書いているんだ?知らなかった」なんて人が周りに結構いるのですが、小説は小説で面白い作品が多いです。
原田さんの小説の特徴と言えばほろ苦い若者が多いように思います。
あとは細かい心理描写(例えばメロンを買いに(しょうがない人に収録))もすばらしいものがあります。
エッセイを読んでいると「あ、この体験を小説にしたんだ」ということが分かることもあり(例えば十九、二十)それを探すのも楽しみ方の一つです。

だけど、この何の印象もない女はほろ苦い若者の話でもなく、今までの原田さんの作品とはまったく違います。
たしかに裏表紙どおり「小説の新たなる可能性を探」っているのをうかがわせるものでした。
星新一さんのショートショートみたいな短いものや、童話風のものなど。
その中で一番良かったのは超短編小説集より「男と女の最も短い関係」ですかね。
たった3行で関係を表してあり、その状況が頭の中でいろいろと膨らみ、ふと笑ってしまいました。
小説というよりエッセイのような感じですがこれが、一番良かったかな。
あと中途半端な街もよかったです。

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「青の炎」の感想

青の炎
貴志 祐介

あらすじ(裏表紙より)
櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

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うん。名作。
貴志さんの作品といえば、「クリムゾンの迷宮」というとっても面白い作品(ただし、その昔ゲームブックが好きだった人のみが楽しめる本)がありますが、自分の中ではそれを上回る作品でした。
その昔、チャットで誰かがこの作品を強く薦めていた理由が分かりました。

解説によると倒叙推理小説という分野にあたるそうです。
たしかに、犯罪に挑む少年が主軸の話だからなのですが、それよりも青春小説としての傾向が強いように思います。
ですので、犯罪を犯す主人公への感情移入もしやすく、一気読みが苦痛でない作品でした。

この作品は映画にもなっていて、もちろん現在はDVD化されています。
特別版のほかに、主演の二宮和也エディションと松浦亜弥エディションが存在するみたいです。
青の炎 二宮和也コレクターズエディション [DVD]
青の炎 <松浦亜弥コレクターズエディション> [DVD]

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「親指さがし」の感想

親指さがし
山田悠介

親指さがし (幻冬舎文庫)

あらすじ(裏表紙より)
「親指さがしって知ってる?」由美が聞きつけてきた噂話をもとに、武たち5人の小学生が遊び半分で始めた、死のゲーム。しかし終了後、そこに由美の姿はなかった。あれから7年。過去を清算するため、そして、事件の真相を求めて、4人は再び「親指さがし」を行うが…。女性のバラバラ殺人事件に端を発した呪いと恐怖のノンストップ・ホラー。

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友人やインターネットで「リアル鬼ごっこは面白くない」という評価を聞いていたので、リアル鬼ごっこの著者である山田さんのこの本は面白くないのかな?と思っていました。
ホラーとしてはあまり怖くないし、安っぽい・ありがちな展開な気がしますが、そんなにひどい作品とも思えません。
じゃあオススメなのか?といわれると、オススメはしません。

ちなみに私の手元にある親指さがしは、amazonのこのカバーではなく、映画の出演者?の写真みたいです。
あと、googleで検索すると、よっぽどのファンなのかこんなページを見つけました。
親指さがしがどんな作品か一発でわかるページなので、参考に見てはいかがでしょう?

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