「ONE OUTS」の感想

ONE OUTS 全19巻。
ONE OUTS 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)


ドラマになった『LIAR GAME』や『ソムリエ』などを書いている漫画家甲斐谷忍先生の中で一番連載が続いた漫画であるONE OUTS。

野球マンガなんですけど、普通の野球マンガと違うところは主人公が
・剛速球を投げない
・ホームランバッターでもない
・特訓をしてライバルを倒すというシーンがない
・悪党扱い
と野球マンガの常識ともいえる要素が基本的にない。

ピッチャーとバッターの心理戦、野球のルールをうまく利用したトリックなどで魅せてくれるマンガで野球のルールをある程度知っている人なら楽しめる作品だと思います。
ただ、15巻以上はネタが尽きてきたのか、だるくなってきます。

そんなわけで、マンガ喫茶にお泊りになるときなどにちょっと思い出して読んでみたらいかがでしょう??

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「どちらかが彼女を殺した」の感想

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

タイトルどおりの作品です。
容疑者は二人、被害者は女性。
容疑者となる2人は序盤から出てきます。

内容はそれだけの推理小説なのですが、犯行トリックを推理するものではなく、遺留品などたくさんの伏線から犯人を推理する作品。
本編最後に犯人を特定するのだけど、読者にはそれを示さないまま本が終わります。
シンプルな作品ですが、犯人特定するまで何度も読み直せる楽しい作品で、東野圭吾さん作品の中でも特におすすめです。
しかし、一度でも犯人が分かると2度と読むことはないと思います。

文庫本の袋とじに推理のヒントが書いてありますが、これを読んでから本編を見直すとあっさり犯人がわかってしまいます。

ちなみにインターネットで検索するとさまざまな人が犯人の推理をしているので、検索しないほうがいいでしょう。

前回ちょこっと書いた「私が彼を殺した」よりも犯人特定の材料、焦点が明らかなので「私が彼を殺した」が上級編なら、これは中級編というポジションの作品でしょう。

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「月9」の感想

月 9 (げつく)

月9
中村うさぎ


あらすじ

月曜9時。
この時間に放送されるドラマは常に世間の注目される。
それゆえ、脚本家にとって月9の脚本を書くことは一種のステータスである。
この本はそんな月9の脚本をめぐる女性脚本家のお話。

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中村うさぎ先生といえば、ゴクドー君漫遊記をはじめとするいわゆるライトノベルの作家、もしくは買い物依存症や美容整形の体を張ったエッセイストというイメージがあるなかで、意外と少ない「ちゃんとした」というのは失礼ですが、まあいわゆる小説です。
二人の脚本家の視点を1章ごとに変えながら話が転がっていく手法。
本の最後に自分なりの哲学を前面に出す中村うさぎテイストが入ってなくて「うさぎ先生ってこんな作品も書くんだなぁ」と思いました。
うさぎ好きなら素直に楽しめる作品かと思いますが、お堅い作品が好きな人にはお勧めしません。


2004年の作品
ちなみにこの単行本の表紙のモデルは鈴木杏奈さんで、現在は住谷正樹さん(レイザーラモンHGの人)の奥さんです。

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「私が彼を殺した」の感想・疑問

私が彼を殺した

私が彼を殺した (講談社文庫)

今日の朝0時から読み始めはまってしまい朝5時半まで読んでました。

東野圭吾さんの作品で、この作品も犯人が読者に直接伝えないまま終わってしまう。
1回読んだだけでは作者のミスリードに見事やられてしまい、犯人は分からず。
禁断の袋とじヒントを読んでしまったため通勤中の電車のなかで犯人はわかりました。
探偵役の加賀刑事がラスト2ページで犯人を特定するためのとあるヒントを提示します。
だから、2回目以降はそのヒントをもとに読み直せば犯人は分かるはずなんですが、うう、自分の意思は弱い。

『どちらかが彼女を殺した』では探偵役の視点でずっと書かれているのに対して、『私が彼を殺した』では容疑者3人の視点を変えながら書かれてあり、1人の視点での時間経過により2人の行動が見えないところや、容疑者視点なので感情表現に偽りの文があること、その人視点にかかわらず起した行動を省略している辺りが推理を難しくさせていると思います。


さてここから完全にネタバレコーナーです。

「袋とじのヒントから犯人を導き出しただけでしょ?」と思わないでね。
私の読解力が足りないだけなのか、電車で斜め読みしただけで読み込みが足りないだけなのかもしれませんが、袋とじのヒントは確かに作者の意図を汲んで、犯人は間違いないのでしょうけれども、それだけではどうしてもすっきりしないところがでてきます。

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